locoの1日1happy☆

4歳と1歳の元気な姉妹を子育て中。日々の些細なできごとから、小さなhappyを見つけていきたいです。

妊娠38週6日 ついに出産 → NICUへ

(つづき)

分娩台の上で、いきみ逃しを続けていましたが、

かなり痛いけど、前回よりも痛くない!

今回は大丈夫かも、なんていうような気持ちも

ありました。

でも、いざ破水したら。。


破水して、「1回いきんでみようか、上向ける?」

なんて言われていましたが、上を向いたら

いきみ逃しが出来ない!

かなりの激痛に耐えたのも一瞬。


急に、周囲がバタつき始めました。

あまりのバタバタに、自分では何が何だか

理解できていませんでしたが、後で聞いた説明では

破水したあとすぐ、赤ちゃんの心拍数が急激に

下がったそうです。


結果的には、へその緒が首や腕に絡まっていて、

破水で周囲の水がなくなって、へその緒が締まって

赤ちゃんが苦しくなってしまったのではないかとの

ことでした。


すぐに担当の先生が来て、「赤ちゃん、もうすぐ

産まれるけど、ちょっと苦しそうなので、

急いで出しますね。

切開するので麻酔します。」と、話しながらも

すでに麻酔を打たれ、その後、かなりの箇所を

バチバチと切られている感覚がありました。


ただ、そんな痛みより陣痛が痛い。

そして、赤ちゃんの心音が明らかに落ちているのは

その痛みの中でも、私にもわかりました。

酸素マスクをつけられ、「赤ちゃんが苦しいから

息吸って!!」と言われて、そうしたいのに

どうにも痛すぎてコントロールができません。

息を吸わなきゃと思っているのに、息を吸うのも

吐くのもできなくて。。


でも、ここから帝王切開になるのは嫌だ!!と

思っている自分もいました。

会陰切開されるとすぐに、「いきんで!!」と

言われて、なんとかいきみました。

そして、「おしりを下につけて!」とか

「ひざをこっちに!」とか色々言われましたが、

声は聞こえてるけど、痛みで何もできません。


ただ、我を忘れて、旦那さんがいるのも忘れて、

「痛ーい!!」「無理ー!!」と叫んでいました。

「一度休んでいいよ!」「もう1回!」と

助産師さんに言われて、もう一度いきんだあとも

「痛ーい!!」と叫んだら、先生が

「いきみたい!?」

「いきみたかったら、いきんでいいよ!!」と

言い、私は「痛い」って言ったんだってば!と

思いつつ、もう必死で、間髪いれずに、

3度目いきんだところで、産まれました。


正直、え!?もう産まれたの!?という感じ

でした。

あとから聞いたら、破水から産まれるまで

12分というスピードだったそうです。


産まれて、赤ちゃんの泣き声が、聞こえたので

ほっとしたのも束の間、赤ちゃんの回りに

助産師さんや小児科の先生らしき人が集まって

吸引したり、酸素マスクのようなものをつけたり、

私は分娩台の上で見ていることしかできません

でしたが、不安でいっぱいになりました。


他方、私の方は胎盤がなかなか出てこなくて、

助産師さんや先生が悪戦苦闘。。

出血も多い、という声が聞こえていて、

自分も大丈夫なんだろうか、、という不安も

ありました。

最終的には先生が、胎盤を取り出してくれて、

少し癒着があったかもしれない、との話でした。


産まれたベビは、「呼吸が安定しないので」と

NICUに連れていかれました。

連れていかれる前に、ほんの少しだけベビを

寝ている私のお腹に乗せてくれて、抱っこさせて

もらえました。

本当に小さくて、でも一瞬でもここで触れ合いを

させてくれた助産師さんに感謝です。

そして、無痛分娩はやっていなくても、NICU

ある病院でよかった、と心から思いました。


その後、私が分娩台で休んでいる間に、旦那さんが

NICUの入院手続きと、ベビの状況説明を

聞きに行ってくれました。

結果、そこまで重篤な症状ではなく、10日程度で

退院できると聞き、まだたくさん心配は

ありながらも、少しだけ安心しました。


ひとまず、母子共に無事に出産を終えることが

できました。

立ち会いしてくれた旦那さん、

緊急事態でも、とても信頼できた担当医師、

優しい助産師さんたち、

お留守番を頑張っていたペコ、

全面的に協力してくれている私の母、

そして、無事に産まれてきてくれたベビ、

皆に感謝です。